「お金が全くない…」そんな時でも費用ゼロでゴミ屋敷清掃を行う方法をご紹介!

ゴミ屋敷 お金がない

ゴミ屋敷を清掃するには相当な時間や労力が必要です。実際にゴミ屋敷は、ゴミの片付けだけでなく、悪臭や害虫が発生しているケースも多数あるため、清掃を思うように進められない場合もございます。

そのことから、ゴミ屋敷清掃は業者に依頼する方が多いのも事実です。しかし、業者に依頼した場合、汚れや悪臭を除去するための専門の機械や薬剤を使用する他、ゴミを片付ける際のトラックなどの車両費が多額のお金が必要です。

本記事では、「片付けを行うことにあまりお金をかけたくない」という方に向けて、業者を利用せずにご自身でゴミ屋敷の清掃や片付けを行う方法についてご紹介いたします。

ゴミ屋敷の危険性について

ゴミ屋敷には様々な危険が潜んでいます。まず初めに、大量のゴミによる悪臭の発生です。悪臭が発生すると、ご自身だけではなく近隣住民の方々にもご迷惑をかけてしまうため、近隣トラブルの原因となってしまいますので注意が必要です。

悪臭による害虫の発生も危険です。刺されると命の危険に晒される害虫もいるため、早急に清掃を行う必要があります。また、ご自身で保管している食材までもが害虫の餌になる可能性があり、食中毒などの危険性も生じてしまいます

続いて、長期間放置したゴミや汚れも問題となります。ゴミや食料を長期間放置した際には、腐敗が進んでしまい、床や壁の汚れが発生します。腐敗によって染みついた汚れを落とすことは非常に困難です。最悪の場合には、建物の老化や倒壊のリスクを早めてしまい、ご自身だけではなく近隣の方々の命に危険が及ぶため、早急に清掃・片付けを行う必要があります。

業者に依頼する場合の費用は?

ゴミ屋敷の清掃・片付けを業者に依頼した場合には様々な費用がかかります。業者によって提供しているサービスが違う場合もありますが、基本的に「車両費」「人件費」「処分費」「オプション料金」に分けられます。

実際のお部屋の間取りやゴミの量、お部屋の状態によっても費用は変わりますが、数万円から数十万円の金額が必要です。またお部屋の悪臭や汚れを除去するためのハウスクリーニングなどのオプションを業者に依頼した場合には、さらに費用が高くなるため、かなりの金額が必要となります。

自分でゴミ屋敷を清掃する場合のコツは?

ご自身で清掃・片付けを行うには、かなりの根気が必要です。しかしながら、清掃前の準備や日程などあらゆるコツを抑えることでスムーズに清掃・片付けを行うことが可能です。

親族や友人に依頼する

ゴミ屋敷を一人で片付けるのは非常に困難です。ご自身がお仕事が忙しい場合には長期休暇を取ることが難しいため、一人でスムーズに片付けを行うことができません。そのため、集合できる日を事前に決めることで、一人で行う場合に比べ効率よく清掃を行うことができます。

スケジュールを決める

ご自身で清掃するには、スケジュールの把握は非常に重要です。複数人で清掃を行う場合にも、他の方々とスケジュールを合わせないといけません。そのため、片付けが終了する期間を予め決めておく事で、お忙しい合間を縫って清掃を行うことが可能です。

また、清掃を行う際には、ゴミが大量に排出されるため、片付けを行う地域のゴミの日や分別方法を把握することが大切です。そうすることで、清掃する日ごとにゴミを迷うことなく処分することができ、その後の清掃場所の確保ができるなど、スムーズな片付けを行うことができます。

必要な道具の確保

ゴミ屋敷清掃は通常の清掃と違い、ゴミの量だけではなく悪臭、害虫など危険が伴います。そのため、ご自身や協力してくれる方の身を守るためにも、道具をしっかりと揃える必要があります。また、長期間溜まったゴミにより、落とすことが難しい汚れも存在すすため、汚れを落とすための薬剤の準備も必要です。

不用品の中から売れるものは確保する

不用品の中にはフリマアプリやオークション等で売れるものが存在します。実際に業者の中には、独自の販売ルートを持っており、不用品を買取してくれる業者もあります。代表的な物として、「貴金属類」「家具」「家電」などが挙げられるため、これらを販売することで、ゴミ屋敷の片付けに必要な道具分の金額を確保できる可能性もあるでしょう。

ゴミ屋敷清掃に必要な道具

悪臭や害虫の発生により、気分を害することや虫刺されが起こってしまう場合があります。そのような身を危険を避けるためにも道具の準備は必要です。また、必要な道具としては以下の物が挙げられます。

地域指定のゴミ袋

地域指定のゴミ袋は確実に用意することが重要です。業者に依頼した場合には、300円前後/10kgの費用が発生してしまうため、ご自身でゴミ袋を用意する方が費用を抑えることができます。事前に清掃・片付けを行う日のゴミの種類を把握しておくことで、購入するゴミ袋を決めることができるため、さらに費用を抑えることができます。

軍手・マスク

ゴミ屋敷の片付けは非常に不衛生な状態であるため、悪臭や害虫の発生が考えられます。悪臭が発生した際に気分を害さないためにも、マスクの着用が必要となります。

害虫の発生時の対策も行わなければなりません。ご自身や協力者の方の身を守るためにも軍手やビニール手袋の着用を行う必要があるでしょう。

また、害虫駆除のための駆除剤を準備する必要もございます。害虫駆除だけを業者に依頼した場合には、害虫の種類、駆除範囲などによりますが、一番低い費用でも数万円かかってしまうため、こちらも駆除剤をご自身で購入した方がお安くなります。

清掃道具

ゴミ屋敷では、腐敗したゴミによって床や壁に汚れが付着しています。染みついた汚れを落とすために雑巾やブラシ、スポンジなどの清掃道具の準備を行うと良いでしょう。また、洗剤も同時に準備する必要があります。

アルミ汚れを落とす場合には、「中性洗剤」、水アカや尿石には「酸性洗剤」、血液や油汚れは「アルカリ洗剤」を利用するなど汚れの種類によって使用する洗剤が変わってくるため、それぞれ用意する必要があります。

ゴミ屋敷清掃の手順

ゴミ屋敷には足の踏み場がない程、大量のゴミが存在します。そのため、どこから手をつけていいのか分からない方も多いのが現状です。また、片付けを効率良く行うためにも、手順やコツを押さえる必要があります。

入口付近から清掃する

ゴミ屋敷の清掃を行う際に、まず初めに片付ける場所として、玄関先が挙げられます。玄関先を片付けることでゴミの搬出が行いやすく、その後の清掃も楽になります。

大きいゴミや目立つゴミから片付ける

大きいゴミや目立つゴミは取捨選択がすぐに行えます。目立ちやすいゴミを処分することで、片付けのスペースが広がり、その後の清掃を効率良く行うことができます。

仕分け作業を行う

ゴミ屋敷を片付けるためには、ゴミの仕分けを徹底しなければなりません。清掃を行う地域の分別方法を事前に把握することで、ゴミを迷うことなく、処分する事ができます。

また、お金や相続に関する資料など簡単に処分できないものも存在している可能性があります。そのため、片付けを行う際には「必要」「不必要」「保留」の3つに分け、必要書類を誤って処分しないように工夫することが大切です。

まとめ

ゴミ屋敷は短時間で清掃・片付けを行わなければならないため、「分別」「片付ける場所」「効率」は徹底しなければなりません。本記事では「片付けを行うことにあまりお金をかけたくない」という方に向けて、業者を利用せずにご自身でゴミ屋敷の清掃や片付けを行う方法についてご紹介いたしました。ゴミ屋敷問題でお悩みの方の少しでもお役に立てば幸いです。

この記事の執筆者
花春
フリーランスのwebライター。webマーケティング」について実践経験も豊富。自身の異なる業種の経験から、様々な問題について、様々な目線で分析し発信しています。