犬・猫のペット臭が消臭可能?ペット臭でお困りなら特殊清掃がおすすめ!

特殊清掃 ペット

皆さんはペットを飼っていますか?犬や猫などのペットを飼っていると、部屋中にペット臭が充満してしまうことがよくありますよね。
このペット臭を実は特殊清掃によって取り除くことができることをご存じでしょうか。ペット臭が強いと、自身の生活に支障が出るだけでなく、次の入居者が見つからなかったり、不動産の売却先が見つからないといったような難点があります。自分でペット臭の消臭をすることは簡単ではないため、特殊清掃業者への依頼が推奨されています。今回は、強烈なにおいを発するペット臭の消臭について、引っ越しのタイミングや適切な消臭方法をご紹介していきます。

部屋から強烈な獣臭…まさかのペットが原因?自分で取り除くのはかなり難しい!

ペットを飼っていると、部屋から強烈な獣臭がすることがよくあります。「ペット可」や「ペット共生型」と言われているペット同居型マンションが増えていますが、こういった住宅でも退去時に臭いが残っていると、不動産管理会社や大家様より、消臭を求められることが多々あります。共生型の住宅の場合は、ペットを飼っていることが前提とされているため、安心してペットとの共同生活を送れますが、ペット可の住宅は、ペットを飼っていない入居者も多いため、退去時にトラブルとなる可能性のあることが特徴です。

特殊清掃を依頼するとかなりの料金が必要となり、相場としては10万円〜はかかると思った方がいいです。かなり高額な料金がかかりますが、それほど臭いが取れにく、プロの技術が求められているということです。これほどの料金がかかる大きな作業なので、自身で作業をせず、特殊清掃業者に依頼することをおすすめします。

糞尿による臭いが何より強烈!

ペット臭とは記載しましたが、強烈なペット臭がする原因は一体何なのでしょうか。一番強烈なペット臭は、糞尿の臭いだと言われています。では、どうして糞尿は強烈な臭いがしてしまうのでしょうか。

尿の臭いの原因は、酸性であることが原因です。犬や猫の尿は、運動中や睡眠時に酸性が強くなったり、食後にはアルカリ性に変化したりすることがあります。また、猫の尿にはコーキシンとフェリニンという2つの成分が悪臭を放つ原因となっています。アンモニアはアルカリ性ですが、フェリニンは酸性なので、非常に消臭が難しくなっています。また、尿にはトリメチアルミン、硫化水素、メチルメルカプタン、イソ吉草酸、イルマル酪酸といった成分が大量に含まれているので、市品のペット消臭剤を使うのではなく、特殊清掃に依頼しましょう。

フローリングの解体、畳の撤去、時にはオゾン脱臭も必要に!

ペット臭の消臭には、フローリングの解体、畳の撤去、時にはオゾン層脱臭も必要になることがあります。ペットの尿は床下や畳にも染み込み、臭いが染みついてしまうため、解体や畳の張替えが必要となってしまいます。木材や石膏ボードにも染み込んでいる場合には、汚染部の解体が必要ですが、依頼者様の意向により解体が難しい場合には、特殊清掃を行います。

特殊清掃では、スチームクリーナーといった専用機材を使用して、尿との化学反応を起こすことでスモッグを発生させ汚れを浮かします。臭いがひどい場合は、オゾン脱臭が必要となります。オゾン脱臭とは、オゾンの化学反応によって消臭作業を行うことです。
汚染部に薬剤を塗布し行うオゾン脱臭は、最大で4回ほど繰り返す必要がありますが、役80%の臭いを除去することが可能です。

オゾン脱臭を行った後は、ペット専用のバイオ脱臭というものを行います。バイオ脱臭は、臭いの発生個所に散布しウエスでからぶきすることで臭いをとる作業を指します。この作業までを行うことで、完全消臭まで導くことがようやく可能となるのです。

引っ越しのタイミングは要注意です!

ペットがいる家庭では、引っ越しのタイミングにも注意が必要となります。引っ越しを考える際、皆さんが気にしているのは家族の都合や空いている住宅などではないでしょうか。しかし、実は引っ越しのタイミングはペットにも大きくされるのです。

先ほど、ペットの消臭には高額な費用が掛かることを紹介しました。ペットの臭いがより強烈になるのは、ペットが高齢となってからや、介護が必要となってからです。みなさんの飼っているペットの年齢をよく考えてから引っ越しを検討するのも、一つの手でしょう。

まとめ

ペット臭の特殊清掃について紹介しました。特殊清掃は人だけでなくペットにも有効で、ペット臭には特殊清掃が必要だということが分かっていただけたかと思います。自身で消臭作業をするのではなく、特殊清掃業者に依頼することを検討しましょう。

この記事の執筆者
立花廉
フリーランスのライターとして活動中。エンターテイメント系から子育て、ライフスタイル・生活関連の記事まで月に数十本の記事を執筆し実績も豊富。得意分野はエンタメ・娯楽、社会問題関連のジャンル。特掃ジャーナルにも複数の記事を寄稿中。特殊清掃や遺品整理に関する記事を特掃ジャーナルで多数執筆。