事故物件が起きた物件はどれくらい安くなる?気になる事故物件の相場を紹介

事故物件 値段

事故物件の度合いにより変動し1~5割相場から安くなります。しかし、立地や築年数によってあまり下がらないことも稀にあるので要注意です。孤独死や自然死の場合は1~2割、自殺の場合3割、殺人など印象が悪くなる事件が起きた場合5割相場から安くなるようです。事故物件でも痕跡が残っている場合は、やはり印象が悪いのでもっと値下げして売却したり、取り壊してリフォームなどをする必要はもちろんあります。

隣のお部屋が事故物件の場合はどうなる?

自分が住む部屋が事故物件というのはほとんどの人が嫌だと思います。しかし、隣の部屋や家が事故物件であっても引っ越し費用や家賃を安くしてもらったり、出してもらうことができるのでしょうか?実際にあった判例としては、隣の部屋や家が事故物件であっても引っ越し費用も家賃も安くしてもらったり、出してもらえせんでした。あくまでも自分の部屋や家が事故物件ではなく、そして隣の部屋や家が事故物件だとしてもそれを告知する義務がないため、そのような判例となったようです。

事故物件の価格変動率はオーナーによってまちまち。最大で半額になることもあります!

事故物件は普通の物件に比べれば売れにくいです。そこで何かしら事件や事故などが起きれば、心霊現象や気味が悪いなどの理由で一般的には敬遠されがちです。なかなか事故物件は売れづらいため早く売ってしまいたいと思う人やオーナー自身がそのような物件を所持していたくないと思えば、かなり価格を下げている場合もあります。

気になる物件が事故物件かも。。どうやって見分けるの?

告知義務があり「心理的瑕疵あり」と記載があれば事故や事件があったとわかります。しかし、「心理的瑕疵あり」は事故や事件だけでなく暴力団の事務所や火葬場、刑務所がある場合も当てはまります。このような場合でも告知義務は記載されていない場合もありますので注意が必要です。裁判では告知義務が記載されておらず、事故物件などであった場合訴えることで勝ち目があります。

<pまた、以上に家賃が安かったり、不自然なリフォーム、短い期限が決まっている物件、名前が変わった物件については事故物件の可能性が高いです。そして、物件の近所の人に何か事件があったかや心霊現象があったのかということを聞くことで事故物件か判断する方法もあります。

さらに、前に物件に住んでいた人の連絡先がわかれば直接連絡してなぜ売却したのかなど理由を聞くことで事故物件だったかどうか判断することができます。全く事故物件か見分けがつかない場合は霊能師の人に物件を見てもらい、何か見えるのか事件や事故があったのか探してもらう方法もあります。

絶対事故物件に住みたくない人はどうする?

わざわざ事故物件に住みたいという人はなかなかいません。誰もが安心して住めるお家が欲しいはずです。事故物件を見分けることが難しいという側面もあり、本当のところ事故物件じゃないということを確定することは難しいです。しかし、絶対事故物件に住みたくない人は新築物件あるいは、新築物件の時からオーナーや管理会社が変わっていない会社を選ぶのがおすすめです。

事故物件を売りたい人はどうすればいいの?

告知義務を怠ると法律的には契約が解除されたり、損害賠償請求される場合があります。もちろん、告知義務をしなくてもバレずに売れていくこともありますが、リスクがあるため素直に告知する方が売る側としては良いでしょう。事故物件に関しては近所の人が知っている場合もありますので、告知義務をしないで売買するのは仲介業者の調べや購入者にバレる可能性も高いです。

もし、事故物件が売れない場合は相場よりも低くして売ることも必要です。ただ、立地が良かったり、生活に便利なスーパーや駅が近いなどの場合は低くしなくても売れる場合がありますので自分の物件がどのようなメリットがあるのか調べましょう。また、立地が良いなどの場合は最初から相場を低くせず相場くらいの強気の価格で売り出しましょう。一回安く出してしまうとそれ以上の値下げ交渉をされた場合さらに安上がりになってしまうため、なるべく高く売り出すのがおすすめです。

東京などの都市であれば土地が高くなり、引っ越しが多い地域も多いです。そのため、事故物件を気にしないで安さだけで部屋を借りる人もいます。そして、物件を売る際には経験が豊富な不動産会社に依頼するのがおすすめです。不動産売買経験が豊富な方が事故物件を多く扱っている場合もあり、経験からより売却しやすくなる可能性があります。

さらに、事故物件はそうでない物件と比べて印象が悪いです。リフォームや特殊清掃をすることで事件や事故がまるでなかったような環境に整えることで良い印象を与えることができます。場合によっては購入希望者の意見を聞いて、お祓いを頼んだりなどすることもおすすめです。

もしも事故物件がなかなか売れないようであれば一度駐車場や、コンテナ倉庫として運用することで利用者を増やし、事故物件であったことはなくせませんが信頼性を上げることができます。ただ事故物件をそのまま売るということだけでなく工夫して売りに出す必要がありますので注意が必要です。

まとめ

いつ自分の部屋が事故物件になるかも分かりませんし、引っ越さなければいけないか分かりません。自宅というのはほとんどの人が大切にしています。事故物件に住んで後々後悔したり、事故物件に全く無知で損をしてしまうかもしれません。是非この記事を参考にみてください。

この記事の執筆者
兼島剛
webメディア系の会社、コンサルティング会社に勤務後、現在はフリーランスのライターとして活動中。ライティングの際は現地取材を徹底して行うなど現場に密着した記事がウリ。得意ジャンルは政治経済、暮らし・ライフスタイル。特掃ジャーナルにも複数の記事を寄稿中。