遺品整理時に身内が窃盗?!中には業者によるトラブルも。遺品整理時にもしも盗難が起きてしまった場合の対処法!

遺品整理では、高級腕時計や貴金属といった、高値で売却することが期待できる遺品が出てくることがあります。しかし、気づいたら遺品が消えている、といった出来事がまれに起こることがあります。犯人は身内だけでなく、業者である可能性もあるのです。今回は、遺品が窃盗に関することを中心に、対策や盗まれやすい物を紹介していきます。

遺品整理で出てきた「遺品」盗まれることがしばしば起こるようです。

遺品整理の現場は、人が生活していた場所なので、物が多くあり、価値のあるものが見えにくい場所に置かれている場合があります。そのため、見えにくい場所にある遺品が盗まれてしまうということがしばしばあります。遺品が盗まれやすい場所としては、主に5か所あります。

タンスの引き出し、仏壇の引き出し、本棚や書籍の中、衣類のポケット、押し入れには十分注意をしましょう。こういった場所には、価値のある貴重品というよりも、家族にも話していないヘソクリが隠されている可能性が高いです。そのため、盗難にあっても気づかないことがあるので、遺品整理時には十分にチェックしておきましょう。

2身内だけじゃない?業者によるトラブルも!

遺品の盗難は身内の中であると思われがちですが、実は業者による盗難も発生することがあるのです。ありえない話に思えますが、実際にトラブルが発生した例も多くあります。そういった業者とは、遺品の窃盗だけでなく、ほかのトラブルも発生する恐れがあります。

例えば、必要以上の高額な請求や、廃棄物の不法投棄です。近年では一般社団法人遺品整理士認定協会が、遺品整理士という資格を生み出したため、このような悪徳業者は減少していますが、十分に注意しましょう

遺品整理で身内から盗まれる可能性があるものとその対策

身内からの窃盗は、どのようなものが盗まれやすいのでしょうか。身内から盗まれやすい物は、ヘソクリとして隠されている金品です。
現金やアクセアリー、有価証券といった小さく盗みやすい物を盗む方が多くいます。こういったものは、目に見えるものがある可能性が少ないため、十分に注意する必要があります。

それでは、身内からの窃盗を防ぐ対策法を4つほど紹介します。1つ目は、現場を写真や動画で収めておくことです。画像や動画にあったものが消えていた場合、誰かが盗んだ可能性があるので、確認することが重要です。2つ目は、先に大事なものを遺品整理しておくことです。盗まれやすい物や、目につきにくい箇所は先に遺品整理をしておくことで、窃盗が起こる可能性は大きく減るでしょう。3つ目は片づけや搬出など、作業を限定することです。限定的な作業をすることで、遺品を盗む隙を与えなければ、盗まれることはないでしょう。4つ目は、作業終わりに持ち物を確認させてもらうことです。確認をすれば確実に盗難は防ぐことができますが、親族との信頼にもかかわるため、注意が必要となります。

いくつかの対策法を紹介しましたが、自分に合った対策法を実施しましょう。

遺品整理で業者から盗まれる可能性があるものとその対策

遺品整理では、身内からではなく業者からの窃盗にも注意する必要があります。盗まれやすい物としては、身内からの窃盗と同じ区現金や貴金属、有価証券といった小さな物が多くなっています。しかし、業者が盗む可能性があるものは小さな物だけではありません。骨とう品や美術品といった価値のわかりにくい物を処分品として盗む可能性もあります。業者からの窃盗が起きないための対策としては、窃盗をしない業者を選ぶことが重要です。

ここからは、悪質な業者の見分け方を4つほど紹介します。1つ目は、ホームページがあるかどうかです。ホームページは、今や情報提供の場だけではなく信頼にも繋がるものなので、ホームページがあるかどうかは、必ずチェックしましょう。2つ目は見積額が明瞭に記載されているかどうかです。見積額が明瞭でない業者は、後から高額請求をされる場合や、料金を上乗せされている可能性があります。3つ目は、現場見積もりをしているかどうかです。遺品整理は、現場ごとに大きく料金が異なります。なので、現場で見積もりをしない業者は、高額請求を設定している可能性が高いため、注意が必要です。4つ目は、料金が安すぎる業者です。料金が安いからといってむやみに依頼をすると、遺品整理後に高額請求をされる恐れがあります。相場よりも明らかに安い業者には、注意が必要です。

まとめ窃盗を防ぐことができる業者選びを4つほど紹介しました。確実に窃盗が防げるとは限りませんが、こういった悪徳業者を防げば、おのずと窃盗被害も減少するでしょう。

まとめ

遺品整理の窃盗について紹介しました。身内にも業者にも、遺品の窃盗がある可能性があることが分かりました。対策をしっかりとし、窃盗やトラブルが起こることなく故人を送り出しましょう。

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この記事の執筆者
立花廉
フリーランスのライターとして活動中。エンターテイメント系から子育て、ライフスタイル・生活関連の記事まで月に数十本の記事を執筆し実績も豊富。得意分野はエンタメ・娯楽、社会問題関連のジャンル。特掃ジャーナルにも複数の記事を寄稿中。特殊清掃や遺品整理に関する記事を特掃ジャーナルで多数執筆。