遺品整理時によくあるトラブルとは?親族間や悪徳業者とのトラブルを事例を交えてご紹介!

遺品整理 トラブル

遺品整理にトラブルはつきもの?!様々なケースをご紹介します!

最近では、遺品整理という言葉が以前よりもポピュラーになってきて、遺品整理を積極的に行う人も増えてきていますよね。そうした中で、遺品整理に関するトラブルが増えてきています。

ここでは、近年よく見られる遺品整理のトラブルについて、どのようなケースがあるのかをご紹介していきたいと思います。

親族間での財産相続問題に関するトラブル

まず1つ目が、親族間での財産相続問題に関するトラブルです。遺品整理で一番多いトラブルと言っても良いかもしれませんね。財産をどのくらいの割合で相続するかなど、トラブルになりやすい項目です。

遺品整理の費用の分担に関するトラブル

2つ目は、遺品整理の費用の分担に関するトラブルです。遺品整理は、家の広さによって費用が変わりますが、その費用をどのように分担するかという部分もトラブルになりやすい項目です。

遺品整理業者とのトラブル

近年、遺品整理を行う業者が増えている事もあり、きちんとした信頼できる業者ばかりではなくなっているのも現状です。そのような中で、遺品整理業者とのトラブルも増えてきているのです。

それでは次で、親族間でのトラブルや業者とのトラブルに関して、さらに詳しく解説していきたいと思います。

昔から絶えない親族間の遺品トラブル!遺産の分配や遺品整理の費用負担額には要注意を!

遺品整理の際に、親族間でのトラブルは昔から絶えないものでもあります。その多くは、遺産の分配の割合や、遺品整理の費用負担額を巡るものでしょう。遺品整理の費用は、家の広さに比例しますが、おおよそ全国平均でみると約20万円程度かかると言われています。この費用を、親族の中で誰かだけが負担するとなると、やはりトラブルの元になりますよね。

また、遺産の分配に関しては、遺産相続人全員が関係してくることですので、慎重に行わないとトラブルになります。特に、貴重品や高価なものを勝手に処分するという事も、親族間でのトラブルに多い事例でもあります。同じ親族でも、故人との関係性によって思い入れのある品物は変わりますし、残しておきたいものの種類も変わりますよね。このように、上記でご紹介した項目が、特に親族間でのトラブルで多い事例となっています。

多発する遺品整理業者とのトラブル!よくある事例は?

では次に、近年多発している、遺品整理業者とのトラブルに関する事例をご紹介していきたいと思います。

遺品整理費用の追加請求やぼったくり

遺品整理を業者に依頼した場合、特に多いトラブルとして費用の追加請求やぼったくりが多い事が挙げられます。遺品整理の価格相場というのは、一般の私たちは日常的に把握しているものではありませんよね。そのため、専門的な分野を悪用して追加請求をしたり、ぼったくりを行う業者もいるのです。事前見積もりが安くても、追加での費用請求された事例も存在します。

遺品の不法投棄

特に、安さを売りにしている業者に多いトラブルが、遺品の不法投棄です。遺品を処分する際の費用を節約したり、手を省く目的で行われます。不法投棄をされた遺品の中に、個人情報が含まれている事もあり、そのような場合は依頼主である私たちの元にも連絡が来ることになります。このようなトラブルも、近年では増えてきているようです。

リフォームなどの強引な勧誘

賃貸住宅で特に多いトラブルとして挙げられるのが、リフォームなどの強引な勧誘です。低金額で遺品整理の依頼を受け、その後いかにもらしい理由で高額なリフォームを勧めてくる業者もいるのです。

貴重品を勝手に処分される

整理する遺品が多い場合に起こるトラブルの事例としては、貴重品を勝手に処分されてしまうというものです。特に、遺品整理の作業に慣れていない業者に依頼すると起こりやすいトラブルと言えます。

騒音などの近所迷惑

不用品回収なども一緒に行っている業者に多いトラブルとしては、雑な作業での近所迷惑です。普段から、不用品をトラックなどに雑に投げ入れる作業が多い不用品業者は、騒音やほこりなどの散らかしが問題となっています。

親族間や業者とのトラブルはどのように回避すればいいの?ポイントをご紹介!

それでは最後に、親族間や業者とのトラブルを回避するためのポイントをご紹介したいと思います。

まず、親族間でのトラブルを回避するためのポイントとしては、財産の分配などの相談の時は、すべての親族が集まった状態で話し合いを行うようにしましょう。すべての親族が集まった状態で決まったことなら、後になってトラブルが出てくる事もありません。そして、遺品整理の際は、思い出深いものや貴重品などは一時保管して、形見分けの際に確認しながら処分するようにすると良いでしょう。

また、遺品整理時は写真として残しておくこともおすすめします。写真で確認できるようにすれば、遠方にいる親族も一緒に確認することが出来ます。業者とのトラブルを回避するためのポイントとしては、出来るだけ遺品整理業者の情報は多く集めるようにしましょう。

口コミや利用者からの評価も、判断する時の大切なポイントとなります。また、見積もりを依頼する時も、複数の業者に依頼する事をおすすめします。見積もりの段階で、業者による違いが明確になり、追加請求の有無なども事前に確認することが出来ます。

まとめ

さて今回は、遺品整理時によくあるトラブルの事例や回避方法などをご紹介してきました。遺品整理は、現在では様々な業者が行っている事もあり、トラブルの事例も増えてきています。また、親族間でも認識のズレなどでトラブルが起こってしまう事もあり、不安になる人も多いでしょう。今回ご紹介した事例は、遺品整理のトラブルとして特に多いものなので、回避方法のポイントと併せてぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
兼島剛
webメディア系の会社、コンサルティング会社に勤務後、現在はフリーランスのライターとして活動中。ライティングの際は現地取材を徹底して行うなど現場に密着した記事がウリ。得意ジャンルは政治経済、暮らし・ライフスタイル。特掃ジャーナルにも複数の記事を寄稿中。