事件現場特殊清掃士とは?資格の取得や気になる給与・待遇まで一挙解説

特殊清掃 資格

事件現場特殊清掃士という方々がいるのを、ご存知ですか?事件現場の清掃は警察の関係者などがするのではないか、などと思っていた方も多いのではないでしょうか。

しかしそうではありません。事件現場の清掃をするための資格を取得し、遺族や故人の方のために仕事をしています。

そこで今回はこの事件現場特殊清掃士の資格や、気になる給料や待遇、就職先などをご紹介します。

事件現場特殊清掃士とは

事件現場特殊清掃士の解説をするにあたって必要になるのが、特殊清掃についてです。自宅での孤独死や自殺は、遺体発見までに数日間かかってしまうことが多くあります。また発見までの間亡くなった場所で遺体が放置されていると、その方の血液や体液により現場が汚れてしまい・独特な臭いも残ってしまいます。

特殊清掃は、その現場の汚れや死臭をなくすために清掃を行う仕事です。特殊清掃は料金体系が確立されておらず、同じような現場だったとしても業者によっては100万円・200万円など違う料金が請求されることがあります。

このような実態のなかで、適正価格で安全・安心に作業を行っているのが”事件現場特殊清掃士”なのです。ご年配の方の一人暮らしや孤独死、自殺が増えている現状で、特殊清掃業のニーズは増えていて、それに伴い事件現場特殊清掃士も増えています。

目を背けたくなるような現場での仕事であるため、やりたくない仕事だと思う方も多いでしょう。
しかし誰かがやらなければならない必要性がとても高い仕事です。

事件現場特殊清掃士になるための方法とは

”事件現場特殊清掃士”には、一般社団法人 事件現場特殊清掃センターという機関が発行している資格があります。

特殊清掃を行うにあたって取得必須ではない資格ですが、資格がなければ”事件現場特殊清掃士”とはいえません。この資格を取得するには、どうすればいいのかという点を解説します

資格の取得方法

1.申し込み

資格を取得するにあたって、必要な条件はありません。一般社団法人 事件現場特殊清掃センターの公式ページにあるフォームから、申し込みをすることができます。

2.入会金の支払い

以下の入会金をお支払いすると教材が届き、受講が開始されます。
入会金:25,000円
会費:5,000円(有効期間:2年)

3.課題の提出

届いた教材で学習を行ったら問題集を解き、その回答を事件現場特殊清掃センターへ提出します。提出はWEBまたは郵送で行うことができます。

4.合格・不合格

提出した回答が合格の基準を満たしていれば、センターから資格認定をしてもらうことができます。
その後「事件現場特殊清掃士認定証書」と「認定カード」を受け取り、これ以降の活動を行う際に認定証を利用できます。

アルバイトなどで経験を積んだ後に取得

事前に知識や経験を得ることは、とても大切です。特殊清掃は資格の取得が必須ではないため、アルバイトを募集していることもあります

アルバイトの募集先は特殊清掃を専門として行っている会社ではなく、遺品整理やリサイクル業などの場合が多いです。しかしそのような会社であったとしても、様々な仕事内容を経験することができる、良い機関になります。アルバイトなどを行うことで様々な現場での仕事内容を知ったあと、本格的に仕事として始めるのが良いでしょう。

気になる給与や待遇・働きがい

特殊清掃士というものを仕事にするにあたって気になるのが、お給料や待遇ではないでしょうか?

先ほどの章で解説したように、アルバイトを募集している業者もあります。そこで正社員の場合とアルバイトの場合に分けて、まずは給料をご紹介していきます。

正社員の給料

特殊清掃専門の業者というよりも、他の業務とともに特殊清掃を行っているという業者が多い印象です。

入社した際の経験期間や有無によってお給料が異なる業者もありますが、一般的には以下のような給与形態だと言われています。

月給:20〜30万円
年収:300万円前後

アルバイトの給料

正社員のお給料でも同じようにお伝えしましたが、この業務に対する経験の有無で給料が異なる場合があります。
一般的には以下のような給与形態と言われています。

時給:1100〜2500円

正社員のお給料でも同じようにお伝えしましたが、この業務に対する経験の有無で給料が異なる場合があります。
一般的には以下のような給与形態と言われています。

まず給料についてお伝えをしましたが、この給料に見合った待遇なのかという点についても気になるでしょう。特殊清掃の仕事は普通のサラリーマンとは違って、24時間仕事が来る可能性があります。そのため24時間シフト交代制で勤務したり、夜に呼び出されたりということがないとは限りません。このような点でもかなりハードな仕事だと言えるでしょう。

しかしもちろんやりがいはあります。この仕事は誰もがやりたいと思える内容ではありませんが、必ず誰かがしなければならない仕事でもあります。

それを自分がやっていること、遺族や故人の役に立っているということを思えば、それがやりがいと感じられるでしょう。

事件現場特殊清掃士の資格を活かす働き方

せっかく事件現場特殊清掃士の資格を取得するのであれば、その仕事につきたいと思う方がほとんどだと思います。何度もお伝えしてきたように、特殊清掃だけを専門に行っている業者は少ないです。そのため就職先となると遺品整理やリサイクル業を行っている業者になるでしょう。

あまり求人が多い印象ではありませんが、求人サイトなどで「特殊清掃」や「遺品整理」と調べると募集を行っていることもあります。事件現場特殊清掃士の資格を活かして働きたいという方は、このようなワードで探してみると良いでしょう。

まとめ

事件現場特殊清掃士について、いかがだったでしょうか?

「やっぱりきつそう、自分には無理かな…」「遺族や故人の役に立つために、これを仕事にしたい!」仕事内容やお給料・待遇など様々な面で見て、どちらの感想もあるでしょう。

少しでもこの仕事や資格が気になったという方は、ぜひ「事件現場特殊清掃センター」のホームページを覗いてみてくださいね。

この記事の執筆者
里岡千恕
フリーランスのライターとして活動中。得意ジャンルはペット系、暮らし・ライフスタイル、エンタメ、旅行、健康・美容・ダイエット特掃ジャーナルにも複数の記事を寄稿中。