遺品整理と不用品回収の違いとは?!それぞれの違いを分かりやすく解説します!

近年、遺品整理という言葉をよく耳にするかと思います。高齢化や核家族化の増加によって孤独死が増加した日本では、遺品を片付ける仕事である遺品整理の需要が高まっているのです。しかし、言葉だけが広がり、遺品整理とは具体的にどのような仕事で、どのような作業をするかを知っている人は少ないかと思います。今回は、遺品整理の作業内容や業者の選び方、不用品業者との違いについて紹介していきます。

そもそも遺品整理とは?作業内容をご紹介!

遺品整理とは、故人の部屋の片付けや不用品の処分、その後の清掃を指し、故人の想いが残った品々を捨てるだけではなく、供養という形で取り扱う仕事です。法的な規定はありませんが、残された遺族のことを考え、遺品の取り扱い方や法規則などの知識を得ることができる遺品整理士という資格があるほどなので、とても重要な仕事であることが分かるかと思います。では、遺品整理とは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。遺品整理の仕事は主に、打ち合わせ、遺品の片づけ、サービスの解約、そして特殊清掃の4つに大きく分類することができます。

遺品整理の打ち合わせ

まず、打ち合わせについてです。遺品整理をいつ、どのくらいの期間で行うかといった打ち合わせは、家族のスケジュールや遺品整理の料金に大きくかかわってきます。そのため、依頼者と遺品整理業者の間では入念なスケジュールの打ち合わせが行われるのです。

遺品の片づけ

次に、遺品の片づけについてです。ゴミ屋敷となってしまっている家や、遺体の腐敗によって汚れてしまった家具や家電を片付けなければ、特殊清掃をすることができません。特殊清掃を開始する前に、不要なものはすべて片付け、価値のある遺品の買取や、親族へ残しておきたいものの確保などもこの作業で行います。

各種サービスの解約

サービスの解約は、賃貸の場合には必ず必要な作業となっています。電気やガス、水道といった公共のサービスから、サブスクリプションで借りている物品やWi-Fiなど、多くのサービスを利用しています。一部のサービスは、解約しておかなければ、のちにトラブルに発展する恐れがあるので、遺品整理業者が管理会社へと連絡をします。

特殊清掃について

特殊清掃では、孤独死現場の汚れや臭いを特殊な薬品や機械を使用して綺麗にしていきます。害虫駆除やリフォームの技術も必要であり、精神的にも肉体的にも負担の大きい作業となっています。

このように遺品整理は仕事内容が多く、どの作業も決して楽ではないことがわかっていただけたかと思います。

遺品整理業者と不用品回収業者の違いは?

遺品整理について紹介しましたが、不用品回収業者とはどのような違いがあるのでしょうか。

遺品整理業者と不用品回収業者との違いは、根本的なものにあります。遺品整理は、遺品を供養し、故人をあの世に送り出すことを目的としており、いらないものを片付けるとこを目的とする不用品回収業者とは、大きく異なります。また、特殊清掃の部分でも大きく異なり、不用品回収業者の使用する洗剤では、特殊清掃を完璧にこなすことは難しいようです。

遺品整理業者は、人が亡くなった現場を専門して扱うプロなので、現場にあった特殊な機械や薬剤を使用することができます。しかし、遺品整理業者は不用品回収業者よりも、料金がかなり高めに設定されています。特殊清掃が必要な物件や廃棄品も丁寧に扱ってほしいという方は遺品整理業者に、なるべく安く故人の廃棄物を処分してほしい方や、不用品の買取を多くしてほしい方は不用品回収業者を選択しましょう。

もしも遺品整理を依頼する時はどんな業者に依頼をすればいいの?

もしあなたが遺品整理を依頼することがある場合、どのような業者を選べばよいのでしょう。

遺品整理業者を選ぶコツとしては、料金をしっかりと記載している業者選びをしましょう。料金は、間取りや部屋の広さに合わせた一律料金の業者を避け、作業開始前に追加料金が発生しないことを念入りに確認しましょう。一律料金と聞くととてもシンプルで良い印象を持ちますが、なぜ選ぶべきではないのでしょうか。答えはとても簡単で、同じ間取りや部屋の大きさでも、まったく同じ部屋は存在しないからです。部屋をしっかりとみて、詳しい内訳を出すことのできる業者を選べば、失敗はしないでしょう。

遺品整理の専門家「遺品整理士」に相談することもおすすめ!

遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が行う認定試験に合格し、もらうことのできる資格です。遺品整理士の資格が生まれ、料金や分別をしての処分やリサイクルなど、正しく業務を行うプロ遺品整理士として活動することができるようになりました。

資格を持っている方は、料金が比較的安価にもかかわらず、仕事内容は丁寧であることが多いです。しっかりと遺品整理について勉強をし、試験に受かった方に依頼するほうが、安心感も信頼も大きくなりますよね。2017年には資格取得者が2万人を超え、現在でも増え続けているため、遺品整理士の取得者を探すことは難しくありません。可能であれば、遺品整理士の方に遺品整理のことは相談しましょう。

まとめ

遺品整理の仕事内容や、不用品回収業者との違いについて紹介しました。供養を目的とした遺品整理、不用品の処分を目的とした不用品回収業者、大きく異なることは理解していただけたかと思います。費用が高額になる遺品整理業者に依頼することは難しい方もいると思いますが、丁寧に供養をし、故人を送り出す遺品整理士の資格を持った業者に依頼することをおすすめします。

この記事の執筆者
立花廉
フリーランスのライターとして活動中。エンターテイメント系から子育て、ライフスタイル・生活関連の記事まで月に数十本の記事を執筆し実績も豊富。得意分野はエンタメ・娯楽、社会問題関連のジャンル。特掃ジャーナルにも複数の記事を寄稿中。特殊清掃や遺品整理に関する記事を特掃ジャーナルで多数執筆。